その穴埋め……といっては大変失礼なんですが、今一度ハマれるアーティストは自分の中に何かないのか……とリサーチしてみたところ「BUMP OF CHICKEN」がヒット。心のコントロールFにひっかかったのは、同じ年の彼ら。
なんだかネット上では「変わっちまった」とか「生意気だった時が懐かしい」とか、色々あるみたいなんですが、成長=変化なところもあると思うので、そりゃあ30後半なら変わるところもあるだろうよ、と普通に思ったりも。変化を常に求める姿勢が強いだけなんじゃないか。
天体観測とかセイリングデイとかの頃は、アルバムもよく聞いていたんですが、ここ最近は全然聞いていなくて、クルマの中にも曲は入ってなかったんですけど、比較的新しめの曲「ray」を聞いた時に妙にしっくりきてしまって色々と驚きました。この雰囲気で進化しているとは……。
昔はあれだけガンガン聞いていたのだけど、あのテイストのままで今現在も同じ年の彼らの音が続いていたら、たぶんずっと聞けないだろうなぁと思ったりも……。自然に変化した結果、曲もおのずと変わっていった、みたいなところなんじゃないかなぁ。
ネットでの記事を拾い読みする限り「曲が持っている力を最大限引き出していくためには過去の楽曲でやっていたことだけでは引き出せない」みたいな表現をしていたように思うんですが、自分たちの音楽にずっと向き合っている彼らは、ある意味、ずっと変わってもいないんだろうと思うんですよね。僕の好きな言葉は不易流行なんですが、この言葉のように彼らが歩んでいるように思えて、凄く嬉しかったなぁ。
今更ながら「BUMP OF CHICKEN」を再び聞き始めるとは思わなかったけど、どんな音楽を続けるのか凄く興味が出たのと同時に、同世代のバンドとして応援したいなぁと思った次第です(たぶんRAYの歌詞が響きまくりなのも影響してます)。ごりごりの4ピースバンドであるような曲も、形を変えて出していってほしいなぁ。

隠しトラックだけでなく、隠しトラックを聞くとわかる歌詞カードのヒントとか、アルバムにAR仕込むとか、レンタルしてみたアルバム「ray」の仕掛けが素晴らしかったです。面白いよ、バンプ!