2016年12月22日

ひとつの仕事

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 しっかりと相方が進めていくれている仕事を感じながら仕事ができているのは本当にうれしいもので、できるだけ気に掛けながら、できるだけ自由にオリジナリティをもって進めてもらえるよう、よい意味でお任せするというモードで過ごさせていただいている年末。

 おかげさまで本の売れ行きも好調で、この限られた発行から数か月の時間でできる限りのことをやろうと思っています。ここでしか掛けられない時間にできることを、何よりも優先してます。本の奥付には自分のプロフィールと共に過去に関わってきた媒体名をできる限り掲載しているのですが、それはいつか本を出した時に絶対に掲載するんだと決めてきたことだし、「実積にきっとなるから」との言葉をいただいてここまで来たのは、それら媒体に関わる人たちがいたからだ。フリーで何年もやってきた人にしかできないこと、僕自身はそれを一番大事にしている。
 
 いくら働く時間がある程度拘束されない出版社とはいえ、企業人だった頃はひとつの仕事で得られる経験を全部自分のものにしようとは100%思えてはいませんでした。いくつもの仕事を同時にこなすことに甘え、全力を尽くすことが難しくなっていったのもありましたが、「死んでもいい」と思って仕事をしていた気持ちが、いつしか保てなくなっていた。

 書けない編集者になることが目標ではなかったし、伝えることが第一ならば、その熱だけはずっと保って仕事をしていたのだが、ライターになることを伝えた際に、当時の編集長からは「ライターでやっていけない」との別れ文句。言われた当の本人は、「ああ、この人は部下の何にもみえていんだな」と哀れにすら思った。
 なぜなら、その時、僕はすでに会社を辞める直前に応募をしていたスポーツジャーナリスト玉木正之氏のスポーツジャーナリスト実践塾に受かっていたからだ。ライターにチャレンジできるかどうかは、僕が目指すプロのライターさんに判断してもらうと決めていた。
 “誰が書いたのではなく、何を書いたのか”そこを見る視点がまったくもって抜けている編集長だったので、僕からすれば、あなたこそ「編集長でやっていけないのでは?」と思ったものだ。

 本を出すことは一人のプロライターなら目標にすべきだと今でも思っているし、出したこともない人、出そうともしない人には何を言われても届かない。そこで戦っていないから。

 プロになった時、経験に対して、とにかく貪欲でありたかった。 ひとつの仕事では、150%の経験を得たい。それが会社に関する理念に反映されてしまっている。僕のペースを押し付けることは絶対にしたくないが、そこが色になってしまっているのは、僕の責任だ。それでも合わせながら進めている相方を、これからも全力でサポートしたいし、それがいつかの会社にとって絶対にプラスになっていくんだと思っている。
posted by SMC at 2016年12月22日06:08 すぎさきともかず | 更新情報をチェックする| このブログの読者になる | edit | ページの先頭に戻る
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